人気アイドルグループを脱退後、“モテクリエイター”という新たな肩書きを確立し、タレント、モデル、SNSアドバイザー、インフルエンサー、YouTuberとして、SNSを軸に活躍中の「ゆうこす」こと菅本裕子（すがもと・ゆうこ）さん。
現在は、スキンケアブランドの立ち上げやアパレルブランドのプロデュース、ライバーマネジメント事務所の運営など幅広く事業を展開し、会社経営者としても注目を集めています。

「渋谷は流行の移り変わりが最も速い場所」と話す菅本さんの会社が入居するオフィスは、渋谷駅から徒歩3分のPORTAL POINT SHIBUYA。レコードショップの代名詞であるタワーレコードや、渋谷の新スポットMIYASHITA PARK至近に位置します。
渋谷カルチャーの中心地に構えた新オフィスにて、菅本さんならではのこだわりやアイデア、ビジネスについてお話しを伺いました。

■ アイドルから経営者へ。次は「日本で一番売れるコスメブランド」を目指す

―はじめに、御社の事業内容を教えてください。
タレント・インフルエンサー・ライブ配信者（ライバー）の育成やマネージメント事業、ライバー事務所「321INC」の運営、スキンケアブランド「YOAN」のプロデュースを手掛けています。ほかに、カラーコンタクトやルームウエア、プロテインなどもプロデュースしています。

ライバー事務所「321INC」には現在、約2,000人のライバーが所属しています。ライバー事務所ではナンバー１、ナンバー２を争うくらいの大きな事務所に成長しました。今年の夏は、321所属のライバー達が歌やファッション、トークなど様々なかたちでステージに出演する「321夏祭り」という有観客イベントを行う予定です（※「321夏祭り」イベントは終了）。もちろん、会場内の感染症対策をしっかりと行い安全に開催します！
これからも、321に所属すればいろんなチャンスが広がって楽しそう！と思ってもらえる、そんなイベントをどんどん開催していきたいなと思っています。

―これから発表予定のニュースはありますか？
今は来年のリリースに向けて、コスメブランドの開発に取り組んでいます。日本で一番売れるブランドに育てたいという想いから、海外では一番コスメが売れていると言われる「KYLIE COSMETICS（カイリーコスメティクス）」を手掛けるインフルエンサー、カイリー・ジェンナーさんの名前をテレフォンブースに付けさせていただきました。いずれはカイリー・ジェンナーさんを超えたいと思っています！

■ PORTAL POINT SHIBUYAで実現した「みんなのテンションを上げるオフィス」

―以前はPORTAL Apartment ＆Art POINTに入居されていましたが、PORTAL POINT SHIBUYAへ移転された理由をお聞かせください。
まさに「THE・渋谷」の立地と、オフィスのコンセプトに共感したからです。私、PORTAL POINTシリーズがすごく好きなんですよ。既存の建物をリノベーションして、新しく綺麗なオフィスにつくり変える。そのコンセプトがサステナブルで素晴らしいなと思っています。
それと、やりたいことが増えていくと同時にどんどん従業員数も増えて、オフィスが手狭になってきちゃって。PORTAL Apartment ＆Art POINTが、デザイン性の高いすごくおしゃれなオフィスだったので、また同じPORTAL POINTシリーズに移転したいなと思って、ネットで検索しました。
オフィスで軽いイベントも開催したかったので、「THE・渋谷」の立地に、高い天井と大きな窓のPORTAL POINT SHIBUYAを見た瞬間、絶対ここにしよう！と決めましたね。オフィスの場所も説明しやすくなりましたし、来客も増えました。

―前回に続き、今回も渋谷にオフィスを構えた理由を教えてください。
流行の最先端である渋谷にオフィスを構えることで、社員みんなのテンションも上がるし、より流行に敏感になれるかなと。渋谷は「東京のど真ん中」というか「若者のど真ん中」というか、流行が3日ごとや1週間ごと、そんな速さで動いている場所だと思っています。SNSを主戦場にしている会社として常に流行を把握していることが大切ですし、みんなにもそういう場所で働いてほしい。イベントを開催する際も、渋谷のオフィスなら訪れる人のテンションも上がるかなと思います。

―オフィスのコンセプトやこだわりを教えてください。
働く人や訪れる人、「みんなのテンションが上がるオフィス」がコンセプトです。ジェンダー・ニュートラルかつポップなデザインと、“みんなの個性”をイメージしたいろんなかたちの“〇”を全体に散りばめています。
これは私がいろんなタレントさんやライバーさんを育成している身として、みんなの個性“〇”を大事にしていきたいという想いを反映させました。アートや絨毯、ライト、小上がりのイベントスペースのタイルも、みんな丸みのあるデザインになっています。
仕事も頑張り過ぎて尖るのではなく、しなやかに、健康に、自分の体を大切にしながら働いていきたいなと思っています。

■ “モテの概念”が変化。イメージカラーはピンクから「レッド」へ

モテクリエイターという職業柄、もともと私のイメージカラーはピンクでしたが、起業して5年が経ち、いろんな事業に挑戦していくうちに、意思や野心、責任感がプラスされてピンクから「レッド」へ変化していったように思います。その変化に応じて、天井一面をピンクから真っ赤に染めました。外からオフィスを見て、「あそこはなんだろう？」と思ってもらいたいという狙いもありましたが。(笑)

イメージカラーの変化とともに“モテの概念”も変わって、昔はあざとく男性の3歩後ろで・・みたいな感じでしたけど、今の“モテの三大要素”は、「自立している」「自分と相手の気持ちを大事にできる」「常に成長しようという心がある」。
仕事においても恋愛においても、この三つを持っている人が性別問わずモテる人だと思っています。

■ オフィスは、大切なみんなに“楽しんでもらう場所”

―入居後に変化したことはありますか？
社員みんなのモチベーションが圧倒的に変わったと思います。仕事がやりやすくなったとか、楽しくなってオフィスに行きたくなったという声も多いですし、私自身もそうですね。あと、オフィスに友達を呼びたくなっちゃう。(笑) 人を呼びたくなっちゃうから、いろんな商談が決まり始めたり。今の会社への想いを語れるので、すごく今、前に進んでいる気がしています！

―コロナ禍によって働き方は変化しましたか？
他の会社と同じく、リモートワークが増えました。無駄な仕事が見直されてスムーズな働き方になったとは思いますが、やっぱり直接会う人の温かさや、世間話や雑談の楽しさ、大切さを改めて実感しましたね。
今は基本的にリモートワークなので、オフィスでみんなと働く日が楽しみです！

―御社にとって、オフィスはどんな場所ですか？
モチベーションを上げる場所であり、みんなに楽しんでもらう場所ですね。私一人では何もできないけど、社員のみんなが一緒に頑張ってくれる。だからこそオフィスは、大切なみんなが楽しんでくれる場所であってほしいと思っています。オフィスに来ると、いろんなアイデアが湧いて、集中したくなる。そして楽しい！そんなオフィスでありたいと思っています。

■ 個ではなくチームの時代。ノウハウや経験を共有しながらチームを大きくしていきたい

―最後に、今後の展望をお聞かせください。
321の運営やマネージメントはロールモデルがない中で戦ってきたので、そのノウハウや経験をみんなに共有していきたいと思っています。今、「個の時代」と言われていますけど、それぞれの個性を発揮する「チームの時代」でもある。321とKOSのチームをどんどん大きくしていきたいなと思っています。
今後もSNSを軸に、みんなをあっ！と言わせる新たな手法でいろんなブランドや人をプロデュースして、たくさん「イイネ！」してもらえるよう頑張ります！

時代のニーズとトレンドを敏感に察知し、成長を続ける株式会社KOS。
アイドル時代の経験を活かして立ち上げたライバー事務所321は今や国内最大級の所属人数を誇り、入りたい事務所ランキング１位に選ばれています。女性を中心に絶大な支持と共感を集める菅本さんは、チャーミングでポジティブマインド、パワフルな魅力に溢れていました。今後のさらなるご活躍を楽しみにしています！

★ 2021年9月29日発売！『ゆうこすビューティー　最近自分の見た目が好きすぎるかも。になれる本』予約受付中！
>> https://www.kadokawa.co.jp/product/322012000865/

■ Company Profile
会社名： 株式会社KOS
HP： https://kospro.jp/
ライバー事務所「321」： https://321.inc/
業種： ITサービス・芸能・小売
事業内容：スキンケアブランド「youange」「YOAN」の企画開発、ライバーマネージメント及びライバー事務所「321」の運営、インフルエンサー・タレントの育成、アパレルブランド「REVEYU」のプロデュース
設立：2016年8月

■ 物件情報
名称：PORTAL POINT SHIBUYA
所在地：東京都渋谷区神南1-11-3
構造：鉄骨鉄筋コンクリート造 地下1階地上8階建
竣工年月：1975年4月
リノベーション竣工：Ⅰ期：2017年9月 / Ⅱ期：2020年8月末
WEBSITE ：https://portalpoint.jp/shibuya/