JOURNAL

vol.065

JOURNAL - 2020.04.20

JOURNAL - 2020.04.20

vol.065

一棟を自由にデザイン。思いの積み重なった空間「bLocks」

OMB KITASANDOに入居する、株式会社Legolissの代表取締役、酒井 克明さんにお話を伺ってきました。




株式会社Legoliss 代表取締役 酒井 克明さん

所在地  渋谷区千駄ヶ谷
業種   デジタルマーケティング支援事業
面積   446.35㎡
入居時期 2019年12月
入居物件 OMB KITASANDO

INTERVIEW

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明治神宮の北東に位置し、洗練されたカフェやアパレルショップが点在する北参道エリア。原宿駅からも徒歩圏内のこのエリアでは、常に新しいトレンドやカルチャーが生まれています。そんな北参道エリアにある、ビル1棟を自由にカスタマイズできるオーダーメイドビル「OMB KITASANDO」(オーエムビー北参道)に「株式会社Legoliss」はオフィスを構えています。

同社は、テクノロジー×クリエイティブ、データ×コミュニケーション、オンライン×オフラインのような相入れにくい分野を「データ」を軸に融合させ、越境的なマーケティング活動のサポートを行っています。

2019年5月に三井物産株式会社の資本業務提携及び子会社化を図るなど、急成長を続ける同社の代表取締役、酒井 克明さんにお話を伺いました。

■「決断」した1棟ビルへのオフィス移転

広尾の一戸建てを友人の会社とシェアする形でスタートし、北参道のマンション、千駄ヶ谷のオフィスビルと5年間で3回の拡張移転を繰り返してきた同社。

酒井さん:
「僕らは流動性がすごく高く、人数が増えるスピードが早いので、最初は他社のシェアオフィスで探していました。しかし人数が増えればランニングコストが高くなるのが悩みでもあり、そんな時にOMB北参道を紹介してもらったのがきっかけです。」

▲OMB北参道外観

従業員のためにもオフィス環境をしっかり整えてあげたいという思いから、オフィスを作る際には様々な点にこだわったそう。

酒井さん:
「人数が増えるにつれて、ベンチャー気質の社員だけでなく、安定性を求める社員も増えてきたので、環境を整えてあげたいと思うようになりました。
一棟借りは自社のイメージ戦略やブランディングにもなるし、採用上も財務体質のしっかりした会社というPRにもなると思います。」


当初は従業員30名、1棟ビルを借りるのは広すぎると思ったそうだが、今後の事業成長や増員を見据えての大きな決断だったそう。

■1棟借りならではのこだわりの空間づくり

オフィス空間のこだわりを尋ねたところ、

酒井さん:
「1階のイベントスペースはこだわった点ですね。
自社主催のイベントやセミナーを通じて、会社の事業実績を直接伝えることができ、新規案件の獲得につながります。また、採用においてもイベントスペースは重視したかったです。」

▲フリーデスクとしても利用できる1階イベントスペース

そして最上階にはテラスとリラックススペースを設置。

酒井さん:
「外で気分転換をすることはすごく良いことだと思っていて、椅子や机を置いて交流が生まれる場にしたかったんです。
移転をするたびに社員のモチベーションは上がるのですが、慣れてくると安定化してしまいます。少しでもモチベーションが高い期間を維持したくて、斬新さや新しさはすごく重視しました。」


日当たりがよく開放的なこのスペースでは、多くの従業員が一緒にランチをとったり、自然と会話や交流が生まれるスペースになっているそう。

執務スペース、リラックスルーム、フリーデスクと3つの場所があり、気分に合わせて働く空間を選択することができるのも魅力的で、昨今企業が取り組む「働き方改革」をまさに具現化したオフィスだ。

▲最上階の休憩室とテラススペース

同社の入居するオーダーメイドビルディングは、入居企業のこだわりやアイデンティティを内装や外観に反映でき、さらにはビルの命名権まで付与される。
同社では社名のモチーフである「レゴブロック」から、“お客様の成功とみんなの功績が積み重なり、1棟のビルにまで成長してきた”という思いを込め、ビルを「bLocks」と名付けたそう。

酒井さん:
「会議室の柱には、会社のロゴカラーでもあるレゴブロックのブルー、グリーン、イエロー、レッドをそれぞれ入れました。
狭く感じないようにガラス張りにして、開放的にしたのもポイントです。」

▲開放感のある会議室

Legolissのカラーが溢れ、“小さな成功を共にブロックのように積み重ね(=Lego)ながら、大きな喜び(=Bliss)を共有したい”という社名に込められた思いが詰まった空間である。

▲レゴブロックがモチーフの同社のロゴ

▲受付にはこんな遊び心も

■インプット量が増えれば想像できる幅が広がる

もともとエンジニアからキャリアをスタートし、広告代理店、広告主、データプラットフォーマーと経験を重ねられてきた酒井さん。
様々なことにチャレンジし、広告代理店とデータを保有している広告主側の両サイドの立場を理解していることが、多くのクライアントの課題解決につながっているそう。

また、働く上でのモチベーションやインプット方法を尋ねたところ、とにかく人と会うことを大切にしているとのこと。

酒井さん:
「クライアント・採用・経営者ネットワーク・人材交流会・地方のイベントにも積極的に参加します。自分の経験したことのない世界の人たちが教えてくれる話は知らないことが多いから自然とインプットになるんですよ。」


様々な人と出逢うことでインプットされる知識が知恵へと変わり、想像の幅が広がる。
新しいアイデア、新しい世界を常に切り拓きながら前に進み続ける酒井さんには、日々多くの紹介や事業相談が舞い込んでくるそう。
それだけ酒井さんの人柄や描くビジョンに共感する人が多いことが伺える。

■広い視野で果敢に挑戦を

今後のLegolissの展望を尋ねると、

酒井さん:
「今後はデータを軸に、新しいことにどんどんチャレンジをしていきたいですね。
ベンチャーのスピード、規模感で勝負できる幅だけではなく、三井物産グループとしてさらに大きな規模感でデータの活用幅を広げていきたいと思います。」


そう真っすぐに答えてくれた。

多数抱える案件は、どれも性質が異なり、日々違うことを考えているのがすごく楽しいそうだ。

会社の成長のため、最前線でリスクを取りながら、最適な判断と決断力で歩まれてきた酒井さんからは、インタビュー中、幾度となく“感謝”の気持ちや言葉が溢れていた。

圧倒的スピードで事業を拡大し、今後も新たな挑戦を続けられるLegolissから私たちは目が離せない。

■Company Profile
会社名: 株式会社Legoliss
HP  : https://legoliss.co.jp/
業種 : デジタルマーケティング支援
創立年: 2015年2月


■物件情報
名称   : OMB KITASANDO
所在地  : 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-8-7
構造   : 鉄骨造 地下1階地上3階建
竣工年  : 1983年2月
リノベーション竣工: 2019年7月
WEBSITE :https://ordermade-tokyo.jp/for-rent/omb-kitasando/



※「オーダーメイドビルディング賃貸事業」
2019年4月より当社が開始したビルの1棟貸しサービスで、経年劣化により不動産価値が下がるなど競争力を失った、300坪未満の築古小規模ビルをリアルゲイトが一括で借り上げ、一定の工事を行った後、スタートアップ企業向けに再賃貸する事業。
■プレスリリース:https://ordermade-tokyo.jp/journal/for-rent/omb_open190311/