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JOURNAL
2026.04.16

現代の商店街が生むシームレスな繋がり。 LOCULを拠点に構築する、ファッションプラットフォームの未来

LOCULにオフィスを構えるTHE STOCKS CO.,LTD.取締役の安井 尚樹さんと、クリエイティブ制作を担うDUST FREE PRODUCTION inc.編集・フォトグラファーの藤原 敬博さんにお話を伺いました。




THE STOCKS CO.,LTD.
安井 尚樹さん

DUST FREE PRODUCTION inc.
藤原 敬博さん

業種   広告・ECサイト運営
入居物件 LOCUL
面積   13.06㎡
所在地  東京都渋谷区神宮前4-30-3

明治通りと表参道が交差し、原宿・表参道エリアの象徴的な場所に位置する、東急プラザ表参道「オモカド」5階に誕生した「LOCUL(ローカル)」。ここは単なる「売り買いの場」ではなく、ショップ・カフェ・イベントスペース・ワークプレイスが境界なく混ざり合い、従来の枠組みを超えて商業施設の新しいカタチを共創する「コミュニティ型商店街」です。

ゆるやかに繋がりオープンな空間では、日々の何気ない挨拶や偶然の出会いから新たなアイデアが生まれ、時には入居者同士が手を取り合う。そんな現代の商店街ともいえる、LOCULならではのシームレスな繋がりがクリエイター同士のマインドを刺激し、多彩なカルチャーが交わり、新しいビジネスの形を育んでいます。

LOCULを拠点とし、ファッション誌『CLUÉL(クルーエル)』のデジタルメディア「Have a Good Buy! (ハブ・ア・グッド・バイ)」を運営するTHE STOCKS CO.,LTD.特定の人物像を言語化して型にはめるのではなく、独自のビジュアルと感性で、「純粋に素敵だと思えるもの」を追求し続ける唯一無二のデジタルメディアを展開しています。

今回はTHE STOCKS CO.,LTD.取締役の安井 尚樹さんと、クリエイティブ制作を担うDUST FREE PRODUCTION inc. 編集・フォトグラファーの藤原 敬博さんに、LOCULでの日々が生み出す変化と、未来へのビジョンについてお聞きしました。

―はじめに、株式会社THE STOCKSについて教えてください。
安井さん:私たちはファッション誌『CLUÉL』のデジタルメディア「Have a Good Buy!」を運営しています。昨年9月のローンチから約半年が経ちました。『CLUÉL』は日本でも数少ない純粋なファッションメディアであり、唯一無二の世界観を追求し続けているファッション雑誌です。

読者の皆さんから特別な信頼を寄せていただいていますが、その核心にあるのは「ビジュアル」なんですね。スタイリングを参考にしたり、真似したりするために雑誌を求め、それをコレクションとして大切に保管してくださる方もいらっしゃいます。そうした多くの方々に支えられて、Instagramのフォロワーも40万人を超える規模まで成長してきました。

ただ、一方で「紙の雑誌」という媒体の市場縮小もあり、紙とSNSだけでは将来的にクリエイションを広く、強く届けていくのが難しくなっていくのも現実です。だからといって、単に「紙をデジタルに置き換えて画面で見られるようにすればいい」とは考えていません。紙には紙にしかない質感や美しさがあり、デジタルにはデジタルならではの「即時性・拡散力・手軽さ」という強みがあります。本誌と既存のファンの方々を大切にしつつ、デジタルを新たな接点として『CLUÉL』の魅力をより広い層へ浸透させている最中です。

安井 尚樹さん│THE STOCKS CO.,LTD. 取締役

―ブランドとの関係性を活かした「買い物体験」もユニークですね。
安井さん:この10年間で築き上げてきたファッションブランドのみなさまとの信頼関係、これこそが僕たちの大きな強みです。すべてのコンテンツを自社で企画・制作を行うメディアは、国内でも数少ない存在だと自負しています。これもブランドとの積み上げてきた関係性があったからこそ、実現できたと思っています。単に商品が並んでいるECサイトではなく、「雑誌の世界観に没入したままシームレスに買い物が楽しめる」ことが、お客様にとって付加価値の高い体験になると考えています。

ファッションは身につけるものなので、その体験を完結するためには「購入できる」ことがとても重要なんですね。雑誌では「問い合わせる」というステップが必要でしたが、デジタルなら世界観に浸った状態でダイレクトに購入まで完結できる。そこを僕たちは大切にしています。例えば、特別なブランドと『CLUÉL』だけのコラボコレクションを、期間限定で僕たちのサイトからしか買えない、エクスクルーシブな体験として提供するといった試みも、その一環ですね。

『CLUÉL』2026年5月号

―LOCULへ入居を決めた理由を教えてください。
安井さん:大きく分けると3つあります。1つ目はファッションビジネスの拠点としての「最高の立地」です。周辺にはお取引先でもあるブランドのショールームが多くあり、歩いて行けるような立地は非常に大きなメリットでした。原宿駅や地下鉄各線など複数利用ができ、どこへ行くにもフットワーク軽く動けるのが魅力ですね。

2つ目は、「気持ちをポジティブにしてくれる空間」です。実は、他にも多くのシェアオフィスを検討しました。私たちのような少人数のチームだと、窓のない狭い個室を案内されることも多く、どこか息が詰まる感覚がありました。そんな時にLOCULへ訪れて、共用ラウンジのオープンな作りや、自然光が差し込む空間をみて「他とは違うな」と思いましたね。

ここはオフィスのガラス面を塞いではいけないというレギュレーションがあるのですが、そのおかげでオフィス内にいても自然と外との繋がりが感じられる。閉鎖感がなく、圧倒的な開放感があるのはLOCULならではの特徴ですし、この環境が仕事に向き合う気持ちをポジティブにしてくれています。

そして最後は、「運命」ともいえるような運営担当の方との出会いです。LOCULを案内して下さった担当の方が、偶然にも『CLUÉL』のファンだったんです。僕が前職時代に携わっていたブランド服を着ていたことにも気づいて。内覧時にその熱意を感じて、僕も代表も「これは運命だね」と話し、入居を決めました。

視線が交わる開放的なガラス面と会話が生まれる特徴的な掘りごたつ。

―実際に入居してみていかがですか?
安井さん:入居してみて改めて、この場所に流れる「明るくてポジティブなムーブ」が好きだなと感じています。LOCULに入居されている方やショップの皆さんも含め、本当に気さくでオープンな方が多いです。日常的に気軽に声をかけて下さるので自然とコミュニケーションが生まれていますし、その適度な温度感が居心地の良さに繋がっていると思います。

運営チームの皆さんとの関係性も非常にユニークですね。いわゆる契約上の「貸主と借主」という形式的な関係ではなく、うちのスタッフとも非常に近い距離で接してくださっています。僕らにとっては、単なる運営・管理担当というより、一緒にこの場所を盛り上げていく「パートナー」のような形で向き合っていただいている印象です。

また、細かいルールで縛りすぎない「自由度の高さ」も魅力です。多くのことが入居者のモラルに委ねられている。クリエイティブな思考を妨げない環境が、仕事への心地よいリズムを生んでいると思います。

―2月に開催された「LOCUL MARKET Vol.5」に参加された感想を教えてください。
藤原さん:「イベントの中心に立って、自然と人を惹きつける存在」がどれほど大切なのか、身をもって感じましたね。参加された企業の皆さんが、運営サイドを信頼し慕っているからこそ、あの熱量の高い空間が成立していたのだと思います。

その温かい空気感のおかげで、LOCULメンバーやイベントでの出店者の皆さん、そして訪れるクリエイティブな方々まで、みんながシームレスに繋がっていました。僕たちも初めてのイベント参加でしたが、いつの間にか「チームの仲間に入れてもらえた」という感覚になり、その一体感を感じられたことが何よりの収穫でした。

藤原 敬博さん│DUST FREE PRODUCTION inc. 編集・フォトグラファー

―イベント当日、「スナップ企画」の盛り上がりが凄かったですね。
藤原さん:本当に沢山のお客さんが来てくださいました。スナップを目的に来てくれた方はもちろん、現場スタッフのみんなも楽しそうで、僕らの狙いと参加してくれた方々の目的がピタッと重なった感覚があり、嬉しかったです。

今回のスナップ企画では、その場で撮影した写真を2枚出力し、1枚は掲示用、もう1枚はお持ち帰り用にしていました。掲示用にはInstagramのアカウントを書いてもらったり、好きなように落書きをして柱に貼ってもらったりして、イベントの来場者みんなが見られるようにしたんです。単に掲示するのではなく「いろんな人が行き交う中で、ふと立ち止まって溜まれる場所」をLOCUL MARKETの中で作りたいと考えていました。

最後の方は、まるで「プリクラ機」のような盛り上がりでしたね(笑)
一応「スナップ選手権」と銘打ってはいましたが、後半はもう関係なく「友達が来たから、もう一回撮ってもいいですか?」というノリもあったりして。僕たちだけでなく、LOCUL MARKETに来てくれたお客さん全員がハッピーになってくれたなら、大成功だったかなと思っています。

「LOCUL MARKET Vol.5」スナップ企画の様子

―今後の展望を教えてください。
安井さん:単にモノを売るだけではなく、多様なクリエイターやブランド、そしてお客様が体験を共有し、心からファッションを楽しめる場所を作りたい。また、それを通じて日本のファッションシーンを少しでも良くして行ければという想いが、私たちが『CLUÉL』をデジタル化し、THE STOCKSを立ち上げた動機の一つとしてあります。

「Have a Good Buy!」でのユニークな体験をどんどん形にしていき、事業として広げていきたいので、有名なブランドさんだけでなく、インディペンデントなブランドも含めた多くのクリエイションが集まる、熱量の高い「ハブ」になりたいと思っています。創業時から掲げている「唯一無二のデジタルファッションプラットフォーム」を構築するという目標を、実現に近づけていきたいですね。


藤原さん:『CLUÉL』という雑誌を10年以上続けてきましたが、実はこれまで「雑誌を作ること」以外で外向きの活動をあまりしてこなかったんです。でも今、LOCULで多様な人に出会う中で、僕たちの気持ちが外に開き始めているのを感じています。

社内でもよく話していますが、「LOCULには感度が高くておしゃれな人が沢山来るよね」という状態をより大きく濃くしていきたいと思っています。具体的に「何を」と決めているわけではありませんが、今後はファッションブランドをもっと巻き込みながら、より大きなスケールで交流を広げていけたら面白いのではないかと思っています。例えば、ここで出会ったお花屋さんと「お花と組み合わせて面白い事をやりましょう」とコラボをしたり、クリエイターの方と繋がって未知の企画に挑戦をしたり。「人」との繋がりから生まれる「面白さ」に対して、フットワーク軽く飛び込んでいける。そんなマインドをこれからも大切にしていきたいですね。

お二人の言葉の端々から感じられたのは、「軽やかさ」の奥にある日本のファッションシーンへの深い愛と挑戦心。

決まった形がないからこそ、どんな出会いも新しい価値へと変わっていく。人と人が繋がり、感性が混ざり合い、更新され続ける「LOCUL」。ここから生まれる、次なる仕掛けから目が離せません。

▪会社概要
会社名  : THE STOCKS CO.,LTD.
Instagram : https://thestocks.co.jp/
業種   : 広告・ECサイト運営
事業内容 : メディア・ECサイト運営
オープン : 2024年11月

LOCULについて

Lo-Fi Culture Collectiveをコンセプトに、商業施設というモデルを超えた、街の文化を育てる新しいカタチのコミュニティ型商店街。利用者も出店者も、すべてがシームレスにつながることで、従来の商業施設の「売り買いの場」から「体験・共感・共創を生むコミュニケーションの場」にアップデート。各出店者と利用者がこの場所で繋がり、共存し、共感し、多様な交流が、独創的なヒト、モノ、コトをつなげ、街に開かれたコミュニティー(ローカル)となっていく、新たなサードプレイスを目指します。

名 称: LOCUL / ローカル
所在地:東京都渋谷区神宮前4-30-3東急プラザ表参道「オモカド」5階
交通 : 東京メトロ副都心線・千代田線「明治神宮前駅」出口5 徒歩1分、JR山手線「原宿駅」徒歩4分、東京メトロ千代田線・半蔵門線・銀座線「表参道駅」出口A2 徒歩7分

OFFICIAL WEBSITE:https://locul.tokyo/

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